日本とオランダ
Japan vs the NetherlandsJPNL
日本から見たオランダ。以下の各行は、オランダが日本とどう違うかを書いています。
Culture Map の 8 尺度
Erin Meyer の 8 つの尺度を、日本とオランダの差が大きい順に並べています。
塗りつぶしの点:日本(見ている側)白抜きの輪:オランダ
違いに気づくところ6 尺度
評価
オランダは日本より否定的なフィードバックを直接的に伝える(6 段階)
日本 +3、オランダ −3(−3=直接的な否定的フィードバック、+3=間接的な否定的フィードバック)。
リード
オランダは日本より上司とチームの距離が近い(6 段階)
日本 +3、オランダ −3(−3=平等主義、+3=階層主義)。
コミュニケーション
オランダは日本より物事をはっきり言葉にする(5 段階)
日本 +3、オランダ −2(−3=低文脈、+3=高文脈)。
見解の相違
オランダは日本よりためらわずに公然と反論する(5 段階)
日本 +3、オランダ −2(−3=対立型、+3=対立回避型)。
信頼
オランダは日本より仕事ぶりで信頼を築く(3 段階)
日本 +1、オランダ −2(−3=タスクベース、+3=関係ベース)。
決定
オランダは日本より決定を責任者に委ねる(1 段階)
日本 −3、オランダ −2(−3=合意志向、+3=トップダウン)。
近いところ1 尺度
スケジューリング
日本とオランダは同じ段階にある
日本 −2、オランダ −2(−3=直線的な時間、+3=柔軟な時間)。
位置のない尺度1 尺度
Meyer がその国を尺度に位置づけていないか、位置を示す出典がない尺度です。推測で置くことはせず、印を付けていません。
- 説得Meyer は日本の考え方を全体論的として、この尺度に位置づけていない
Hofstede の 6 次元
0〜100 のスコアを、日本とオランダの差が大きい順に並べています。国の平均値であり、どちらの国の性格を表すものでもありません。
達成と成功への動機
オランダは日本より 81 ポイント低い(14 対 95)
日本 95、オランダ 14(0=合意志向、100=達成志向)。
不確実性の回避
オランダは日本より 39 ポイント低い(53 対 92)
日本 92、オランダ 53(0=曖昧さに寛容、100=曖昧さを避ける)。
個人主義
オランダは日本より 38 ポイント高い(100 対 62)
日本 62、オランダ 100(0=集団主義、100=個人主義)。
長期志向
オランダは日本より 33 ポイント低い(67 対 100)
日本 100、オランダ 67(0=短期志向、100=長期志向)。
人生の楽しみ方
オランダは日本より 26 ポイント高い(68 対 42)
日本 42、オランダ 68(0=抑制的、100=充足的)。
権力格差
オランダは日本より 16 ポイント低い(38 対 54)
日本 54、オランダ 38(0=権力格差が小さい、100=権力格差が大きい)。
テーマごとの記述
日本とオランダの記述を、広い画面では左右に並べています。各記述には信頼度と出典がそのまま付いています。
設計と品質
日本記述 4 件
オランダ記述 2 件
Python は Guido van Rossum が CWI(アムステルダム)で作った。本人は、ABC の拡張性のなさへの不満と、Amoeba 分散 OS グループでのシステム管理の必要を動機に挙げている。1989 年のクリスマス休暇に実装を始め、1991-02-20 に 0.9.0 を公開した。
【裏付け十分】出典 2 件2009【古い資料】nl-design-1
Thomke(HBR, 2020)によると、Booking.com は同時に 1,000 件を超える実験を走らせ、年間では 2.5 万件以上になる。社内では、経営の許可なしに誰でも何でもテストしてよいとされている。
【裏付けあり】出典 1 件2020nl-design-2
失敗とリスク
日本記述 3 件
オランダ記述 2 件
ING は 2015 年に Spotify 型の squad と tribe の体制へ移った。McKinsey のインタビュー(2017)によると、各 tribe は四半期ごとに成果と最大の学びを書き出し、成功も失敗も祝う。
【裏付けあり】出典 1 件2017nl-failure-1
Thomke(HBR, 2020)によると、Booking.com の実験で陽性の結果が出るのは約 1 割で、残りの約 9 割は仮説を支持しない。同社はこれを前提に実験を運用している。
【裏付けあり】出典 1 件2020nl-failure-2
フィードバックとコードレビュー
日本記述 4 件
オランダ記述 2 件
Erin Meyer はオランダを、Evaluating ではネガティブフィードバックを直接伝える側、Disagreeing では公の場での反論を厭わない側の例に挙げる。本には「the Dutch manager learns always to be honest and to give the message straight」という一節がある。
【裏付けあり】出典 1 件nl-feedback-1
駐在員向けガイドの中には、オランダ人の率直さを polder model の合意形成と結びつけ、遠慮なく意見を出し合うことが合意の前提だと説明するものがある。
【裏付け薄】出典 1 件nl-feedback-2
階層と意思決定
日本記述 3 件
オランダ記述 3 件
Meyer は Leading スケールでオランダをデンマークやスウェーデンと並ぶ平等主義の例に挙げている。The Culture Map の要約サイトによると、Deciding では合意型に置かれ、スウェーデンや日本と同じ側になる。
【裏付けあり】出典 2 件nl-hierarchy-1
Contemporary Management Research(2018)の研究は管理職 808 人のデータを構造方程式モデリングで分析した。協議と議論で実利的な合意に至る polder 的な価値観が、管理職の好むリーダーシップに強く影響しているという。
【裏付け十分】出典 1 件2018nl-hierarchy-2
Woldendorp & Keman(2007)は 1965〜2000 年のオランダのコーポラティズムを検証し、polder model は過大評価されていると論じた。労使の交渉は厳しく、中央協約が結ばれた割合は低かったという。
【裏付けあり】出典 1 件2007【古い資料】nl-hierarchy-3
コミュニケーションとドキュメント
日本記述 3 件
オランダ記述 2 件
Meyer は Communicating スケールで、オランダを米国・カナダ・オーストラリアと並ぶ低文脈(明示的)な文化の例に挙げている。
【裏付けあり】出典 1 件nl-communication-1
実務ガイドの NL Compass は、オランダの職場では会議の議題が重んじられ、予定を事前に固めるのが普通だと説明している。
【裏付け薄】出典 1 件2026nl-communication-2