扉はVPNだった
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精電舎電子工業のランサムウェア被害:侵入経路と経過

第三者が VPN から社内ネットワークに入り、2週間後に暗号化した。

精電舎電子工業製造業(産業機器)JPランサムウェア

1 概要

2026年4月22日7時50分、精電舎電子工業はマルウェアによる不正アクセスを確認し、全社ネットワークを遮断した。サーバのほとんどと PC 複数台が暗号化されていた。侵入者は2週間前の4月8日に VPN から入っていた。仮システムで見積、受発注、生産、出荷を再開したのは5月18日である。

推定原因: 第三者が VPN から社内ネットワークに入り、2週間後に暗号化した。

VPN 機器外部社内ネットワーク
図 4-10-1精電舎電子工業の侵入口

出典: 精電舎電子工業 サイバー攻撃に関するお知らせ

S=1:100 2 事実情報

2.1 侵入口

会社は「2026年4月8日 第三者がVPNから社内ネットワークに侵入しました」としている。

出典: 精電舎電子工業 サイバー攻撃に関するお知らせ

製品
記載なし
CVE
記載なし

2.2 侵入後

侵入者は Active Directory サーバにログインし、そこで社員の認証情報が取得されたと見られる。その後、複数のサーバと PC にログインして暗号化した。Active Directory サーバ上のデータは外部へ転送されたと判断されている。

2.3 被害

サーバのほとんどと PC 複数台が暗号化された。既存の社内ネットワークは4月22日以降すべて遮断し、攻撃の起点となった VPN 機器も遮断している。5月18日から仮システムで業務を再開した。

2.4 経過表

時刻主体出来事出典
2026-04-08侵入者VPN から社内ネットワークに侵入。精電舎電子工業
2026-04-22侵入者複数の機器(サーバ、PC)にログインし、暗号化。精電舎電子工業
2026-04-22 07:50会社マルウェアによる不正アクセスを確認し、全社ネットワークを遮断。精電舎電子工業
2026-04-22 10:00会社緊急対策本部を設置し、外部セキュリティ専門企業と対応を開始。精電舎電子工業
2026-05-07会社本件を公表。精電舎電子工業
2026-05-18会社仮システムで見積、受発注、生産、出荷を再開。精電舎電子工業

S=1:100 3 分析

項目判断出典
4月8日に VPN から侵入され、4月22日に暗号化された。記載精電舎電子工業
Active Directory サーバで社員の認証情報が取得された。推定精電舎電子工業
VPN を正規の認証情報で通過されたのか、脆弱性を突かれたのか。不明精電舎電子工業

S=1:100 4 結論

会社は、第三者が4月8日に VPN から侵入して Active Directory サーバにログインし(社員の認証情報はそこで取得されたと見られる)、4月22日にサーバの大半を暗号化したとしている。

S=1:100 5 再発防止策

提言・実施の主体: 会社(実施した対応)

  1. 既存の社内ネットワークと、攻撃起点の VPN 機器を遮断する。
  2. 感染のなかった PC に EDR を入れ、外部専門機関による24時間監視(SOC)を始める。
  3. マルウェアを検知したら、その PC を隔離しネットワークを即時遮断する仕組みを入れる。

出典: 精電舎電子工業 サイバー攻撃に関するお知らせ

出典

出典: 精電舎電子工業 サイバー攻撃に関するお知らせ

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