扉はVPNだった
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アサヒグループのランサムウェア被害:侵入経路と経過

外部の攻撃者がグループ拠点のネットワーク機器を経由して侵入した。機器の種類は公表されていない。

アサヒグループホールディングス飲料・食品JPランサムウェア

1 概要

2025年9月29日7時ごろ、アサヒのシステムに障害が起き、暗号化されたファイルが見つかった。11時ごろ、会社はネットワークを遮断しデータセンターを隔離した。国内の受注・出荷システムが止まり、封じ込め、復元、セキュリティ強化に約2か月かかった。最大約191万件の個人情報が漏洩した可能性がある。

推定原因: 外部の攻撃者がグループ拠点のネットワーク機器を経由して侵入した。機器の種類は公表されていない。

ネットワーク機器外部社内ネットワーク種類は非公表
図 4-7-1アサヒグループの侵入口

出典: アサヒグループホールディングス サイバー攻撃被害の再発防止策とガバナンス体制の強化について

アサヒの表現は「グループ内の拠点にあるネットワーク機器」で、種類は公表していない。再発防止策にリモートアクセス VPN 機器の全面廃止があるが、これは対策であって侵入機器の特定ではない。

S=1:100 2 事実情報

2.1 侵入口

会社は「システム障害発生の約10日前に、外部の攻撃者がアサヒグループ内の拠点にあるネットワーク機器を経由し、アサヒグループのネットワークに侵入したことが判明いたしました」としている。

出典: アサヒグループホールディングス サイバー攻撃被害の再発防止策とガバナンス体制の強化について

製品
記載なし
CVE
記載なし

2.2 侵入後

攻撃者は拠点のネットワーク機器からデータセンターのネットワークに入り、ランサムウェアが一斉に実行された。一部の PC のデータが持ち出された。会社はバックアップデータを守るためにバックアップシステムを止め、確認したうえでそこから復元した。

2.3 被害

受注・出荷システムが止まり、手作業で対応した。封じ込め、復元、セキュリティ強化に約2か月かかった。漏洩のおそれがある個人情報として、お客様相談窓口の問い合わせ152.5万件、慶弔の外部関係者11.4万件、退職者を含む従業員10.7万件、その家族16.8万件を挙げている。2026年2月18日時点で、従業員5,117件と取引先関係者110,396件の漏洩を確認している。

2.4 経過表

時刻主体出来事出典
2025-09ごろ侵入者障害の約10日前、グループ拠点のネットワーク機器を経由して侵入。アサヒグループホールディングス
2025-09-29 07:00ごろ会社システム障害が発生し、暗号化されたファイルを確認。アサヒグループホールディングス
2025-09-29 11:00ごろ会社ネットワークを遮断し、データセンターを隔離。アサヒグループホールディングス
2025-11-27会社調査結果を公表。アサヒグループホールディングス
2026-02-18会社リモートアクセス VPN 機器の全面廃止を含む再発防止策を公表。アサヒグループホールディングス

S=1:100 3 分析

項目判断出典
障害の約10日前に、グループ拠点のネットワーク機器を経由して侵入された。記載アサヒグループホールディングス
機器の種類、拠点、正確な日時、脆弱性と認証情報のどちらが使われたか。不明アサヒグループホールディングス

S=1:100 4 結論

会社は、障害の約10日前に外部の攻撃者がグループ拠点のネットワーク機器から侵入し、その後データセンターでランサムウェアが一斉に実行されたとしている。機器が何であったかは明らかにしていない。

S=1:100 5 再発防止策

提言・実施の主体: 会社

  1. ネットワーク機器からの再侵入を防ぐため、リモートアクセス VPN 機器を全面的に廃止する。
  2. 通信経路とネットワーク制御を再設計し、接続制限を厳しくする。
  3. セキュリティ監視の仕組みを見直し、攻撃検知の精度を上げる。
  4. バックアップ戦略と事業継続計画を再設計する。

出典: アサヒグループホールディングス サイバー攻撃被害の再発防止策とガバナンス体制の強化についてアサヒグループホールディングス サイバー攻撃による情報漏えいに関する調査結果と今後の対応について

出典

出典: アサヒグループホールディングス サイバー攻撃による情報漏えいに関する調査結果と今後の対応についてアサヒグループホールディングス サイバー攻撃被害の再発防止策とガバナンス体制の強化について

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